ねんねこにゃんにゃん日記

こじぺとぺしにゃんはねんねこにゃんにゃん中ですので。

2017年音楽のまとめ(こじぺミュージックアワード2017:邦楽編)[12/29追記]

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はじめに&去年のおさらい

メンヘラ属性の女が歌う情念系ロック縛りのこじぺミュージックアワードですが、今年は音楽を聴く時間が圧倒的に多かったのでブログでやります。
かなり雑に進めます。1アーティスト1ソングルール、ランキングやカテゴリ分けは一切無し。今年刺さった曲をダラダラ羅列するだけ!数も決めてない!

あと、とりあえず去年はこんな感じでした。
SOTY:やくしまるえつこ「わたしは人類」、Aimer「蝶々結び」
AOTY:大森靖子「TOKYO BLACK HOLE」、シナリオアート「dumping swimmer」、雨のパレード「New generation」、BABYMETAL「METAL RESISTANCE」

補足として、Apple MusicとSpotifyメインなのでインディー系が多いです。
洋楽については、気になったものはチェックしていますが、基本的に年末のPitchforkやNMEのまとめを見てザーッと後追いで聴く感じが多いので、今回は邦楽に絞ります。

あと「メンヘラ属性の女が歌う情念系ロック縛り」ってのはあくまでも初期コンセプトなのであまり気にしないで!

長くなりそうですが全45曲、張り切ってどうぞ!


とおもったけど。。。(12/29追記分)

どうせ12月なんて、と思ってたところで飛び込んで来たふくろうず解散のニュースに酷く感情を揺さぶられつつも、
ちょいちょい良い曲、アルバムがリリースされてたので追記いたします。抜けてたのもしれっと追加。

長くなりそうですが全45+7曲、(あらためて)張り切ってどうぞ!

Charisma.com「りぼん」

普通のOLさんを引退してやっとメジャーデビューしたと思った途端に解散してしまった。
MCの人は活動を続けるんだろうけど、この人達の音楽のフックはトラックにあると思うので非常に残念。
活動集大成のベストアルバムに収録された新曲ですが、この人達の魅力が凝縮されたとてもカッコ良い曲。




amazarashi「フィロソフィー」

ラッドの暗黒面と尾崎のハイブリッドな感じで、ずっと聴いてると、鳩尾の辺りに何だかどんよりとしたものがずーんと溜まっていく様な重く重く暗い音楽なんですが、やっぱりこれも(ダークサイドで)17年を象徴する音楽なんだなーと思う。
最初に聴くなら「ラブソング」あたりが聴きやすくてオススメ。




やくしまるえつこ「ヒゲちゃん」

1分20秒のえらく短い曲ですが(個人的に)めちゃくちゃ染みる猫ソング。
この人の名義の位置づけ、どんどん曖昧になってきた気がしてたけど、これは正しくやくしまるえつこの歌と思える良曲。




DAOKO×岡村靖幸ステップアップLOVE

岡村ちゃん枠でお願いします。90年代のサブカル界隈で岡村がデブになった!岡村デブ!と罵られ続けた不遇な時代を乗り越えて、体を絞って薬を抜いてカッコイイおっさんとしての完全復活がすっかり定着した近年の岡村さん。
だをこさんとの絡みも相性が良く何よりも楽しそう!
プリンス的な全盛期のアクの強さが抜けた分、個人的には今の岡村さんのほうがカッコよくて好きです。




高井息吹「Carnival」

曲によって声質を器用に変えてくるので、アルバム通して聴くと全く展開が読めない!
ひでえ雑な例えをするとYUKIっぽいクラムボン、女フィッシュマンズ、でも矢野顕子ほど頭おかしくなさそう。
全編上質なポップソングが詰まっていて、取り上げた曲だけでなくアルバム全体でオススメします。




BiSH「My landscape」

エアパンクと言うよりシャウトのできるベビメタみたいな印象だったのですが、今年のアルバムは丁度ももクロのバトルアンドロマンス以後てきな突き抜けた印象を感じました。
今まで若干軽く見てた気がするので、今後はしっかり追いかけていきたい!




佐藤千亜妃金子ノブアキ小林武史「太陽に背いて」

小林武史佐藤千亜妃に目を付けたという情報を耳にした時から、おれのメンタルは酷く酷く掻き乱され続けています!!!
歌姫喰らいかつ才能あるアーティストのキャリアクラッシャー小林武史の権力、利権に惑わされず、負けるな佐藤千亜妃!!!負けるなきのこ帝国!!!粉雪の様に舞い散って消えないで!!!




(追記はここまでー!)


印象派檸檬 [le:mon]」

2,3年ぐらい前よく聴いていて、最近音沙汰が無いので普通のOLさんに戻ったのかと思ってたけど、やっと本気出した感じのフルアルバムを提げ復活してくれた。
昭和歌謡っぽいテイストを持ちつつも、トリッキーで曲の展開が読めない変な曲が多いけど、わかりやすさととんがった感じを両立させて、良質なポップソングに落とし込める才能を持った貴重な存在だと思っています。




シナリオアート「サヨナラムーンタウン」

アートスクールとかシネマスタッフとかそういうバンド名、見ただけで「ケッ!」ってなる歪んだ人格の持ち主なのですが、この人達は大好き。
元々男女ツインボーカルバンドが大好物というのもありますが、その中でもこの人達は抜きん出てる気がする。




DADARAY「イキツクシ」

ゴシップに塗れても活動のペースは加速するばかりで、全くノーダメージという印象しかない川谷絵音さん。流石インディー叩き上げとしか言い様が無い。
曲は書いてるけど、ベースのおっさん中心のバンドでボーカルも外の人ですが、一瞬で川谷とわかる曲の立ち方は凄いし、10年代を代表するソングライターの一人である事は間違いないと思います。




環ROY「On&On」

えらく久しぶりに見かけたと思ったら、見た目が意識高い系のIT企業の役員やってそうなカッコイイおっさんになってた!
元々ウェ~イ系のヒップホップをやってた人ではなかったけど、この曲に限らずアルバム全体も、いかにもなJ-Rap感は殆ど無く、緻密で大人びた印象。リリックもトラックもとにかくカッコよくて気持ち良い。




DAOKO「拝啓グッバイさようなら」

この選出の本来のコンセプトに寄せるならば、これがベストトラックに近いかも。
ここ数年出てきたネット配信系のアーティストは沢山いるけれど、女性アーティストで括るならばこの人がひとつふたつ抜きん出てる気がします。




トロデイ「青年ナイフ」

00年台前半ぐらいまでのミシェルやナンバーガールの様な、正統派かつあくまでも邦楽であるガレージロックってとっても貴重な存在だと思います!
まだファーストのEPを発表したのみですが、初期衝動溢れる捨て曲無しの名盤である事は揺るぎなく、今後も応援させて頂きます!まだ高校生だって!!!




リーガルリリー「リッケンバッカー

おっさんが泣けるロックを書けるガールズバンド枠の頂点にはいまだチャットモンチーが君臨していますが、一方この子ら何なんだろう?スターになりたい感を全く感じないし。
ただこの曲の冒頭、「君は音楽を中途半端にやめた。君は音楽を中途半端に食べ残す。」というくだりでおっさんはただただ泣くしかない!!!
この曲が入っているアルバム「the Post」は捨て曲なしの名盤なのですが、AppleMusicにもSpotifyにも置いてないので、是非CDを買って彼女達に現金を還元しましょう。




DAOKO×米津玄師「打上花火」

米津枠でお願いします。だをこさんの歌のほうって、とても繊細で不安、つたなさを感じる部分もあるのですが、その心細くざわざわと落ち着かない空気感で始まる冒頭から、米津が歌い出すパートに入った瞬間に、力強くシュワーッと収束していく展開(演出)がえらく痺れた。
やっぱ米津ズルいわ。 天は人によっては何物でも与えやがる!!!




中村千尋「カサネテク(無敵の合コンテクニック!?/重ねドルチェCMソング)」

「#SELFIE」というチェインスモーカーズの曲がありますが、この曲はそれの日本の女の場合バージョンと言う認識です。
この曲のとにかく計算高いクソ女に共感を得るか嫌悪感を抱くかは、聴き手の人間性や闇の深さに委ねる部分が大きいと思いますが、トラック自体はとてもカッコいいので好き。
「#SELFIE」に出てくる、便所でメイクを直しながら(一人の男について)延々とくだを巻くビッチ風女の方が、よっぽどピュアだと思えてしまう自分、まだまだ心の幼いおっさんなのでしょう。




Have a Nice Day!「Fantastic Drag (feat. 大森靖子)」

大森枠でお願いします。SNS、ストリーミング配信等のネット文化をフル活用して、レガシーなメディアの目が届かない土俵で影響力を上げてきた人だと思います。
ただ活動のペースが尋常じゃないので体を大事にして欲しい。




岡崎体育「観察日記」

この人、ウケ狙い的要素の強いリードトラックよりも、アルバムの目立たないところに置いてあるこういうのに名曲が多いので迂闊に見過ごせない。
昭和ノスタルジー的なおっさんにはえらく染みる曲なんで、コイツ年齢詐称してんじゃねえのって思ったりしますが、同じアルバムに入ってる「Snack」も同様の名曲。




白神 真志朗「1LDK」

まずこれが収録されているEPのタイトルの時点でどうなんって思いましたが、トラックがえらく気持ち良い!
歌詞は昭和と言うか90年代前半のバブル期っぽい感じのベタな歌謡曲なのであまり好きではないんですが、トラックが気持ち良すぎてなんか何度も聴いちゃう不思議な曲。




水曜日のカンパネラ「嬴政」

この人達もウケ狙い的な歌詞の曲より、意味不明だけどトラックの疾走感と共に駆け抜ける様なこのタイプの曲のほうが好き。あとおれの好みのタイプの女はコムアイです。




ササノマリイgame of life feat. ぼくのりりっくのぼうよみ

ササノマリイ(以下ササマリ)枠でお願いします。冒頭でランクは無しと言ったものの、今年のベストトラックかもしれない。
この人、華のない米津って感じですごい損してる気がするんですけど、ぼくのりりっくのぼうよみ(以下ぼくりり)さんと組むと、各々の95万パワーが2千万パワーぐらいになる感覚があるぐらい抜群に相性が良い。セルアウトする前の米津の世界観を引き継いでる印象が強くて、個人的には大好物。




CHAI「sayonara complex」

全員ブスを売りにしてる注目のガールズバンド。本人たちの意向なのかメディアの売り方なのかはどうでもいいけど、たま(さよなら人類)みたいな消え方はして欲しくない!
こちらも岡崎体育さんみたいにウケ狙い的なシングル曲より、すみっこにしれっと佇んでるこういう曲が名曲だったりするのでほっとけない!
特にリズム隊のスキルがエグいので本流なら「ヴィレバンの」がオススメ。




Aimer「花の唄」

「蝶々結び」後の展開が良くも悪くも気になって仕方がなかった。とんでもない歌声の持ち主でも、元々曲は書かない、プロデューサーに捨てられる等、惜しくも姿を見なくなってしまう歌姫は多いですが、その中でも飛び抜けたインパクトを与えてくれた歌声の持ち主でもあるので、これからも応援していきたいです。
この曲自体は凄い名曲なんですが、元々アニメの主題歌という影響か、リズムがかなり引っ込んでるミックスになってるのが若干物足りない。




ふくろうず「びゅーてぃふる」

結構キャリアの長い人達ですが、ドラムが抜けてバンドサウンドからポップ路線にシフトしたあたりで、なんかおじさん勝手に渋谷系臭を感じちゃって暫く離れてたんだけど、今年のアルバムは良かった!
曲が抜群に良かったし、ロックとポップスのバランス感、サウンド的にえらく洗練されていた気がしました。
ちなみに個人的な日本のロックバンド最強女ボーカルは内田万里と佐藤千亜妃のツートップです。(声&作曲&顔)




REOL「エンドレスライン」

仕事の関係でネットの歌い手さんを知る機会が増えて、そこでよく聴くようになったのが、まふまふ、れをる、まじ娘さんあたりでみんなメジャーデビューして名義を変えてしまった!
ひでえ雑な例えをすると中田ヤスタカプロデュースの相川七瀬みたいな感じで、歌は結構勢いがあるけど好みは分かれそうな印象があります。




羊文学「春」

初期きのこ帝国の様な初期衝動溢れる女シューゲイザーというおじさんの大好物な物件です。
この曲、曲の展開も凄いんだけど、それをなぞる歌詞の展開が結構インパクトあっておじさん驚いた!
これまだデビューEPなんだよなー。おじさん立ち会えて嬉しい!これからも応援していきたい!




電波少女「クビナワ feat. ぼくのりりっくのぼうよみ&ササノマリイ

電波少女枠でお願いします。ラップの人の事はよく知らない。
フルートループをバックに流れ込んでくるぼくりりさんのくだりから、サビのササマリさんとの絡みまでの流れはある意味無敵感を感じる程痺れた。




ヒトリエ「アンノウン・マザーグース

ボカロ出身の人でも米津がバンプ、ラッドの系譜だとすると、この人はサカナクションの影響が強いと思いますが、バンドとしてのグルーヴ感がとても気持ち良い。
トリッキーだけどわかりやすい、メロディーに富んでいて歌詞の世界観も独特なお気に入りバンドの一つです。




赤い公園恋と嘘

メジャーデビューを期に音楽性が変わる事はセルアウトだとも悪い事だとも全然思わない。インディー時代のキャリアが長いなら良いきっかけだとも思う。
ただ、変化後の音楽が本当にやりたかったものなのかが疑問で個人的にモヤモヤしてたバンドがきのこ帝国と赤い公園
この曲で吹っ切れた感を感じたところでボーカルの人が抜けてしまった。




SAKANAMON「不明確な正解」

結構長く好きな人達ですが、バンド名で損してると思ってならない。元サカナ関係者でも居るんだろうか?(メタリカメガデスレベッカレッドウォリアーズてきな)
曲も世界観も独特だし、とてもおもしろいバンドなのでもっと売れて欲しいです。
この曲は今年一番ギターがカッコよかったで賞。




LILI LIMIT「ERAION」

渋谷系臭いサカナ、棘のないゲス乙てきな器用貧乏バンドな印象があります。良い曲は沢山あるんだけど、常に先人が頭に浮かんでしまう。
この曲はサカナクションのアルバムのリードトラックぽい感じです。でもとてもカッコいい曲!!!




満島ひかり「群青」

満島ひかりFolder5だった事を忘れて久しいと思う事自体忘れて久しいですが、すげー良い曲。すげー良い声。
コッコから棘とメンヘラ属性を抜き出した様な、まっさらで柔らかくて心地の良いバラード。もっと出して下さい。




神様、僕は気づいてしまった「CQCQ」

謎の覆面バンドという体だけどまふまふさんですよね?バンド名、曲、歌詞の世界感、全てが17年を象徴してるバンドだと思います。
とりあえず1曲取り上げましたが、アルバム全体でオススメします。




銀杏BOYZ「恋は永遠」

ド真ん中のド直球過ぎて言葉が全く見つかりません!!!全身全力でアルバムをお待ちしております!!!前アルバムは揺るぎなく10年代のベストであり金字塔。




女王蜂「アウトロダクション」

長いブランクから復活した「奇麗」で、音楽性と声質まで変えて、ひたすら内省的でパーソナルな内容でありつつも、名曲しか入ってない超名盤を発表した後、若干垢抜けた印象のEPを挟んで、今回のアルバム「Q」は一気に吹っ切れた完全復活作だと思っています。
スケール感溢れるこの曲から始まり、全編力強い曲が多く、全く先の読めない一手一手が楽しみな個人的には特別なバンド。




0.8秒と衝撃。「狂音ミク」

結構長いこと大好きで聴いてる人達で、レーベルが変わって「ARISHIMA MACHINE GUN///」で突き抜けた時の衝撃は尋常じゃなかったですが、最近は勢いで突っ走る系の曲をあまりやってくれない気がして寂しかったけど、この曲はおれの好きなハチゲキさんでした。
すげー気難しい頑固職人ぽい感じがする人なのでなんかいろいろあるのかなーと勝手に勘ぐっちゃったりしますが、一生追い続けていきたい最も大好きなバンドです。




ヤバイTシャツ屋さん「ヤバみ」

そろそろネタ切れ起こしそうな気がしてならないですが、メディアを巻き込む手法で一気に勢いを増した人達だと思います。
曲単体では好きなの多いけど、アルバム通して聴こうとするとおじさんなぜか途中で疲れちゃう。




ハルカトミユキ「わらべうた」

この人達もそこそこの長いキャリアになっちゃいましたが、コンスタントに活動を続けても、音や世界観のスタンスが全くブレないのはとても素敵だと思います。
歌詞もかなり内省的で暗い世界観なので好みが分かれそうですが、曲も独特でおもしろいし、個人的に長く応援していきたい人達です。




Scott & Rivers「僕らの未来」

この曲というより収録のアルバム「ニマイメ」が抜群に良かった。
他のバンドのどのアルバムよりもとびきり明るくてポップでまっとうな最高のJ-Rockだった。
リヴァースさん、こんなすげー曲ウィーザーのアルバムに取って置きなよと心配になっていましたが、案の定ウィーザーの新譜はむむむぅ。。といった感じでした。




ゲスの極み乙女。「勝手な青春劇」

ゲス、インディゴ、DADARAY、ドラムの女優デビューと活動自粛とは一体何だったのか?
スベる事外す事のない作品を尋常じゃない活動ペースでブッ込んでくる川谷絵音の最強メンタルこそがおれの最も欲しいものです。




雨のパレード「Shoes」

がっつり音楽と向き合う気分でもない時に、サラッと聴き流すように楽しめる心地良い音楽を作ってくれる人達。
とはいえ淡白で薄味な訳でもなく、じっくり聴きたい時でもその奥深さを味わえる不思議だけど大好きなバンドです。




アンテナ「モーンガータ」

心無いおっさんが声だけ聴くと、ああスピッツね!ってなって会話が止まりそう!
でもくるりフジファブリックもリスペクトに挙げているだけあって、歌詞や曲の展開も面白く、単なるフォロワーでないハイブリッド感を感じました。
まだファーストだし、今後も追っかけていきたいバンドの一つです。




ドミコ「くじらの巣」

ゆらゆら帝国とか銀杏BOYZみたいな、こういう独特な世界観を持った変なロックを作ってくれるバンドって最近少ないので、とっても貴重だと思うしかなりお気に入りの人達です。
とはいえ先人のフォロワー的な印象は全然なく、ドミコ的なオリジナリティーが既に確立されているので、きっと10年先にも好んで聴いているであろう大好きなバンド。




ねごと「アシンメトリ」

結構キャリア長いし名曲も多いけどなかなか表に出てこない印象ありますが、ライブ活動とかは精力的なので根強いファンは多いはず。(もうおっさんだからあまりライブ行かない)
全くブレずにコンスタントに良い作品を提供し続けてくれるのでずっと応援していきたい。
この曲も結構突き抜けてる感じのカッコよくてとても良い曲。




majiko「SILK」

まじ娘さんまじ暗いし重いんだけど聴いちゃうんだよなー。やっぱりおれってこういう音楽が好きなんだよなーって思っちゃう。
メジャーレーベルに移って、曲も音も洗練された印象があるのでこれからも応援していきたい!




The Mirraz「通販番組」

ミラーズじゃなくてミイラズ。確かにアークティックモンキーズの影響は感じるけど、個人的には言われてみれば程度。 それよりも前述のドミコや銀杏BOYZの様な、独特で変、面白い世界観を持っていて、曲もグルーヴ感もとにかくカッコイイバンド。




teto「9月になること」

前述のニトロデイもそうですが、デビューEPをリリースしたばかりで、ライブがかなり熱そうな3ピースバンド。
この曲は女性ボーカルも入ってたりポップな感じですが、全体的にすげーカッコ良かったです。おっさんだけど追っかけさせて頂きたい!




ROTH BART BARON「dying for」

難解で気難しそうなプログレっぽいロック苦手なんですが、なんでかわからんけど、それが実にわかりやすく心に響いてくるという面では、People In The Boxと共にお気に入りの人達。
暫くの沈黙の後、過去作のリミックスがポツポツとリリースされてると思ったら新曲を出してくれた。アルバムはまだかなー?




おいしくるメロンパン「あの秋とスクールデイズ

最初に聴いた時、汚れる前の川谷絵音という印象を持った一方、曲の展開やリズムの部分でフジファブリックをふと思い出したのですが、やっぱりリスペクトに挙げている様で、個人的には即お気に入りリストに追加したバンド。
えらく若い人達なのでこれからが凄い楽しみ!死なないで!!!




ぼくのりりっくのぼうよみ「朝焼けと熱帯魚」

ぼくりり枠でお願いします。この人のササマリさん作でない曲については、個人的にサチモスとかヨギーみたいな渋谷系の臭いが鼻についちゃう人なのでそんなに好みではないです。
やっぱりササマリさんのメロディーにバッチリハマる声なんだよなー。
19才でこの個性の立ち方は尋常じゃないし10年20年先はどんな人になってるんだろう?




日食なつこ「座礁人魚」

この人今年アルバム2枚出していて両方共名盤だったのですげー迷った。
ひでえ雑な例えをするとロックしてるアンジェラアキ。ピアノロックというのも大好物で歌詞や世界観、曲、全てが好みの音楽なので、長く追っかけたいアーティストの一人です。
とりあえずこの曲を取り上げましたが、今年出した2枚のアルバム、「逆鱗マニア」「鸚鵡」は是非オススメしたいです。




ポルカドットスティングレイ「ミドリ」

インディー時代のベストアルバム的な内容のメジャー1stを提げて、今年最も飛躍した人達だと思います。でもなぜかこの曲が入ってなかったのでこれを選んだ。
ニセ林檎、劣化事変的なディスをちょいちょい見るけど、ビジュアルもそんな感じを狙ってそうなので、それが本人達の意図なのかメディアの売り方なのかは個人的にはどうでもいいです。
ただ、椎名林檎アベンジャーズ的な東京事変と比較して、実際聴いてみると、個ではなくバンドとしてのキャラ立ちと、初期衝動的な力強さがそれを打ち消してる印象があるので、個人的にはこれはこれですげー大好き。


まとめ

今回おれ何回米津って言ったんだろうと思うぐらい、17年時点の日本のロックの象徴って米津なんだと思います。
10年代の日本のロックのランドマークって、サカナクションから始まり、中盤に差し掛かる頃から、トーフさんや米津を筆頭に、宅録ネット配信系の人が一気に表に出てきたなあって印象です。
その一方メジャーシーンで急激に飛躍した、ポルカ、ぼくりり、CHAIあたりの活躍が楽しみな来年。

ロックは死んだとか嘆いてる同年代以上のジジイババアはたまに見るけど、10年代の日本のロック、捨てたもんじゃないどころか、しょうもない産業ロックに溢れていた90年代あたりよりはよっぽどレベル高いと思っています。
とにかく不幸なのはそれが耳に届く機会が極端に減ってしまった時代なのかと。

とはいえYouTubeだったりストリーミングサービスであったり、聴き手がコストをかけず能動的に探しやすい時代にもなってるというのも一方であると思います。
ただ、そういう人達にしっかりお金が還元される仕組みがちゃんとできないかなーとは常に思っています。

あと最近の人達に割と共通してる、抽象的内省的かつメタファーに富んだ歌詞や世界観って、サブカルのメインストリームがロックからアニメにシフトした、00年代後半から10年代以降の若者文化が土台になってるのかなーとおじさんは思ったりした。

(今の十代が音楽を始める取っ掛かりって、昔みたいなとりあえずバイトしてギター買って仲間集めて文化祭的な流れってまだあるんだろうか?)

おわり。

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