ねんねこにゃんにゃん日記

こじぺとぺしにゃんはねんねこにゃんにゃん中ですので。

(座ってダラダラ遊びたかったのに)PSVRのススメ:後篇

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ぺしにゃん、こういうの使った事あるかい?

モーションコントローラーを買った

PSVRのモーションコントローラー仕方無く購入、やはり謎過ぎるインダストリアルデザイン。
天下のソニー様がこの意匠にゴーサインを出した経緯や意図が全く理解できないし、これを自宅に置いておくのも、所持することすら耐え難い!!!

でもこれが無いとSUPERHOT VRもBeat Saberもできないもの。。。
暗い部屋独り、VRゴーグルを被って七色に光るこれを両手で振り回すおれの姿、きっと面白いですよ!(八つ墓村てきな)


前回と前々回の記事はこちら。

先っぽがゴムボールみたいに柔らかいので、猫をグリグリ突いて遊んでたら、なんだか愛らしくも思えてきました。(ぺっしも気持ち良さそうです)

という事情、今回はモーションコントローラー(&シューティングコントローラー)対応タイトルを含む後篇10タイトル(最終章)張り切ってどうぞ!



遊んだゲーム(後篇)

21: Beat Saber

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
クソ面ノーゲロ。極論言ってしまうとVRでなくても成立するゲームな気も。
ただ、モーションコントロールの部分で、WiiKinectが志半ばで諦めてしまったもの。シンプルなりとも、その続きを体験できる大傑作だと思っています。

序盤はそれほど難しくもなく曲も良い。棒状のモーションコントローラーもこのゲームに合ってる。
(もしいつか)僕の家にお友達が来(る日が訪れたとし)たら、最初に遊んでもらうのは間違いなくこれ。

華麗な殺陣をキメるジェダイフレンズの動画がYouTubeでいっぱい見れるけど、おっさんは3、4曲やると疲れます。

画面上のブロックをバッサバッサと斬り捌いていく、(現実との)視界を閉ざされたプレイヤーのおもしろムーブを見られるので、オーディエンスも十分盛り上がれるVRゲーかと思います。必携。(国内版未発売)



22: SUPERHOT VR

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
VR対応前から楽しんでたゲームではあります。その時点で既に名作。

FPSではあるものの、基本時間は止まっていていて、1手2手先を考えつつ、行動している間だけ時間が進む世界のPDCAサイクルを回し続ける意識高いゲーム。
動いていない間(見回すことは可能)は時間が止まっているという点が、VRと非常に相性が良く、からだ(三半規管)にも優しい。

慣れればクリエイティブなおもしろ殺陣をキメる事もできる自由度や、懐の深さも併せ持っているゲームなので奥も深い。

んー、でもPSVRのモーションコントローラーだとブツの構造的にイラッとする瞬間が多いかも。。。
こちらは確実にOculus Touchの様な握りのデバイスの方が直感的に遊びやすいです。
でもまあ一応電マでも十分楽しめる。これも必携。



23: Farpoint

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★★☆☆☆
PSVRシューティング(エイム)コントローラー対応。このゲームというより、これ専用のエイムコントローラーというデバイスの評価が異様に高いのは前から気にはなっていた。

で、遊んでみた。
正直言葉では簡潔に説明するのは難しい、けどとにかく素晴らしい。
ストーリードリブンのシングルシューターとしては凡庸な00年代中期ぽいFPSだと思う。

ただ、VRかつこのエイムコントローラーを使う事による没入感、(VR世界で)本物の銃を持って戦う楽しさは、今までどこにも無かった。

見た目は掃除機の延長ノズルみたいけど、このエイムコントローラーってやつが実に合理的にできていて、精度も素晴らしい。

ゲーム自体の難易度曲線も、このコントローラーに慣れながら、徐々にいろんな事ができるようなレベルデザインになっているのでわかりやすい。
バトルはなんつうかリニア構造のボーダーランズを淡々と遊んでる感じです。敵の行動パターンを覚えて一つ一つ潰していく的な。

これ既にPSVRを持っているならセットで買うべきだと思う。
それにはもうひとつ理由があって。

このゲームを最初に遊んだ際、2,3時間ぐらいぶっ続けで遊んでしまったのですが、他のVRFPSではすぐさま感じられた、体調不良の原因となりそうな例の違和感が殆ど感じられなかった事。

移動はスティック、視点は基本自分の目線と銃の向き。立って遊ぶと相当の没入感が得られますが、椅子に座っても遊べます。
オプションでスティックでの視点操作も可能ですが、基本前へ前へ進むマップ構成であっちこっち動き回る必要もないし、周りの景色を見回したかったら実際に見回せば良い。

とはいえ体は動かさずに自由に歩き回れるほうが便利なので、自分はスティックでの視点操作も併用していますが、視点が動く際のフィルタリングのオプションも細かく設定できる。

自分の手に持っている銃という、目線を固定させやすいポイントがあるせいなのか、よくわからないけど、ここがこのエイムコントローラーが評価されている一番の理由かもしれない。

淡々としてるけど、淡々とした世界での孤独なサバイバルとしての没入感は抜群。体にも優しい。
ストーリーも徐々に面白くなってきたので、このまま一気に最後まで遊んでしまいそう。必携。



24: Firewall Zero Hour

[オススメ] ★★★★☆  [ゲロ度] ★★☆☆☆
Farpointがストーリードリブンの伝統的なシングルシューターならこっちは完全にマルチ寄り。というかRainbow Six SiegeをVRで遊ぶやつ。

サバゲの人やR6Sからの人達が目を付けて、口コミでじわじわ広まっているゲームなので、これのせいでエイムコントローラーが買えない!(アマゾンでもプレミア価格か入荷待ち)
そんな経緯でメディアの評価よりもユーザーレビューのスコアがはるかに上回っているという、まさにR6Sの時と全く同じ状況になってる。

で、遊んでみた。面白いけど結構疲れる。
こちらはチュートリアルも簡素で、やりながら覚えろ的のスパルタンな投げ出され方をする。説明部分で若干色々不親切だがモードは多め。

自分は元々マルチ系FPSが苦手なのもあって、Farpointのユルさからナメて入ると甘ったれんじゃねえぞオラ!的な面を喰らうことになる。
対人は怖くてまだやってない!!!ボット相手にひたすら防衛!防衛!

これはしっかり立って遊ぶのが前提。その上で身を屈めたり覗き込んだり的な動作を実際にする訳なので、それはそれは疲れる。
エイムコントローラーの精度もFarpointと同様、銃身が自分と一体になっている感覚を得られるので、やっぱりこれはゲーマーよりもサバゲ寄りの人の方が喜びそう。

あと疲れるんだけど、疲れる代わりにこちらも体調不良を予感させる例の違和感は感じられなかった。具体的な要因はまだわからない。

アイアンサイトを覗いて敵を狙う動作を実際に体験できるのは相当熱いし、逆に撃たれるのも相当怖い。
アサルトライフルとかだとコントローラーが小さめ&軽いので、ストックのアタッチメントとかがあると没入感が上がるかもしれない。

これは同じ環境を持っているお友達がいるなら間違いなくオススメできる。疲れるけど。
この手のマルチメインのスポーツ系シューターが好きな人なら文句無く満点のゲームだと思います。



25: Batman: Arkham VR

[オススメ] ★★☆☆☆  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
よくある映画にタイアップしたVR体験のデモンストレーション的なコンテンツだと思っていた。
実際はアーカムシリーズのスピンオフとして、とても作り込まれている点に驚いたのですが、アクション要素は無し。

ざっくり言うとバットマンのガジェットを駆使して謎を解く推理アドベンチャー
バットケイブでスーツを装着する冒頭はアガるけど、色々不親切な部分もあり、何をすれば良いのかわからないまま進まないことが多い。

最初は机上で昔のバイオハザードの謎解きみたいな事を延々とやらされるんで、早くヤラせろ!って思うんですが、アーカムシティに出てからもそんな感じだった。
要求される動作が直感的でないかつわかりにくい気がするので、面白さより先にストレスと疲れが来てしまいます。

じっくり考えながら遊ぶには疲れる(立ちプレイ推奨)し、モーションコントローラーのトラッキングもイラつく部分がある。
ストーリの部分は本編より中々重いというかエグい展開が期待されるのですが、続かない気がする。。。

Batman Arkham VR (輸入版:北米) - PS4

Batman Arkham VR (輸入版:北米) - PS4



26: Star Wars Battlefront Rogue One: X-wing VR Mission

[オススメ] ★★★★☆  [ゲロ度] ★★★★☆
こいつは凄え!SWオタの外人がションベン漏らしながらゲロ吐くレベル。
それほど思い入れのない自分でも相当アガるし滅茶苦茶面白い。

SW:BFの無料DLCなので、1ミッションのみの短いゲームですが、DICEとCriterionという大御所が直々に作ってるだけあって、滅茶苦茶ハイクオリティ。

偵察からのアステロイドベルトまでのチュートリアルの時点で、何から何までイチイチアガる。
本番のTIEファイターとのドッグファイトからのスターデストロイヤー乱入のくだりはめっちゃ鳥肌が立ちました。

モロ体質を選ぶゲームだけに、SW好きだけど無理な人は泣くんだろうなー。
でもまあSW愛に溢れるジェダイフレンズなら、己の体調不良と戦いながらも、帝国軍とのゲロまみれの戦いをする価値は十分にある。



27: ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN

[オススメ] ★★★★☆  [ゲロ度] ★★★★★
こないだ出たばっかの鮮度高め。本編は序盤しかやってない。

VR対応は独立したアーケードモードといった立ち位置。
しかし冒頭、オペレーターが呼ぶプレイヤーのコードネームがメビウス1!(AC04の主人公)
その時点で(個人的に)胸熱なおっさんの何かが止め処無く込み上げる。
お馴染みのブリーフィングからの発艦シーンまでのくだりはアガりまくって俺泣いていたかもしれない。

で、空母から勢い良くテイクオフした後、普通にテレビで遊んでるいつもの調子でピッチの上げ下げやロールをしてしまうと、これはかつて経験の無い規模感!!!
三半規管と鳩尾への猛烈な揺さぶりが容赦無く襲い続けます!やめて~!!!

これは俺でもうおおおおおおわあああ~!!!ってなりました。酔いサポート的なフィルタリングのオプションも(今のところ)無い。
上下にめくるめく入れ替わる空と地上に視界を360度覆われていると、パニックと気を失いそうな瞬間の頻度も軽くワイプアウト超え。

ならば酔うから無理ゲーなのかと言うと、また別の問題がありまして。
それは宇宙じゃなくて地球だから地面に落ちたら死ぬ恐怖問題が一番深刻!!!

元々ある程度慣れないと、今の機体の向きや体勢が瞬時に把握しにくいゲームなのと、VRモードはエキスパート操作&コックピット視点のみ。
今回は雲や天候エフェクトがモリモリのせいか、所謂ヴァーティゴ状態に陥るケースが多い気がします。

最初のミッションで、雲に覆われて視界が全く見えねーからの、明けたら目の前に海面そして激突という事態に陥り、(失神&心臓発作てきな)リアル死がほらそこまでの恐怖を体験してしまうという羽目に。。。

普通におとなしく飛んでいて周囲を見回すと、わーあ!綺麗だなあ~!と感嘆してボケーっとしてしまいます。ずっとこのまま飛んでいたいと思う。
からのターゲット接近、いつものドッグファイトが始まると、あー死ぬ無理無理無理!!!ってなる。

現状遊びたいんだけど怖すぎて続行不可能という状態。最高だけどオススメはしない。
本編をじっくり遊んで、リハビリと肩慣らしが済んだらまたトライします。。。(相当久し振りの新作ですしね。。。)



28: ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS

[オススメ] ★★★★☆  [ゲロ度] ★★☆☆☆
はいだら~!のやつのリマスター。
VR対応とはまた別の部分のアレンジの影響なのか、なんかわかんないけど昔PS2で遊んだ時より面白いゲームになってる!と思った。

アニメ部分は仕方無い、カットシーンはVRではなく3D映画の様な感じ。
(ちなみにVRで観る2D映像は、映画館のスクリーンを観てる様な感じ)

冒頭、そのカットシーンから3D映画状態のままゲームが始まったので、詐欺じゃねえかこのヤロウ!!!ファック!コナミ!アンド!サイゲ!!!と思いました。

しかし(容赦なく序盤のネタバレを書く)追い詰められた主人公がジェフティを発見して乗り込み起動、しない!「動けえ~!!!」のくだりでVRモードが開放されるという粋な展開。正直見直したよファックコナミアンドサイゲ

当時このゲームのキーアサインが全然しっくり来なくて、他のシューターと比べると、自由自在に見回せる動き回れる作りでなかった要因で、勝手に淡白な印象を持っていたんですが、VR環境だと、この程度の縛りがあった方が敷居も下がるし、からだにも優しいのかなと思いました。

よって他のVRのシューター系よりは確実に酔いにくいゲームだと思います。
上下にカメラを動かせなかった不便さを、目線のフリーエイムを実装して帳消しにしたアレンジは偉い。
ロックオンは基本オートで切り替わるので、大量の敵を近接攻撃で捌く際にガチャガチャカメラが動きまくるのは目まぐるしい。

全編VRで遊べるし、からだにも優しい系で面白い。あまり疲れない。その合間に3D映画を見てるような感じなので、このまま最後までじっくり楽しめそうな気がします。
VRゲームとして)意外なダークホース的存在だった印象で不意を突かれた。



29: Déraciné

[オススメ] ★★★☆☆  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
開発フロムソニー販売のBloodborneチームの新作とはいえ、ゲーム的にはダークソウルとは全く別の印象があったので、あまり気に掛けてはいませんでした。

で、遊んでみた。
目に見えない(おっさん)妖精になって、子供達にいたずらをするゲーム。上で書いたバットマンと似たタイプ。
おっさんは時間を飛び越えられるけど、止まった時間の中でしか動けない。なので登場人物の子供達もマネキンみたいに動かない。

なんなんこのVRオー!マイキー」!?って最初は思いました。子供達もなんか妖精さん妖精さんばっか言うててなんか恐い!
このよくわからない学園的な施設も怪しいし、そもそもこの子ら全員怪しい!!!絶対なにかある。

だがここで一旦タイトルに戻り、音声設定を英語、字幕を日本語にして遊び直してみる。
この雰囲気、音楽、独特な喋り、字幕の書体、まさにソウルシリーズのアレやんけ~!と思って俄然やる気になった。

ゲーム構造は全然違うし、正直ダルい部分も(今のところ)多い。
ただ何らかの捻りを期待させる演出だったり、雰囲気作りはやっぱ上手いし裏切らないなーと思いました。

このゲームのわかりにくい部分やイラつく部分って、単にPSVRのモーションコントローラーの出来の悪さから来てると思うので、はよOculus Touchの様な直感的で時代に合ったものを作って欲しいですソニーフロム俺。



30: BIOHAZARD 7 resident evil

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★★☆☆☆
自分はホラーゲームの耐性も強いほうです。(と思っていた)

バイオはどっちかというとB級ホラーの様なサバイバルゲームとして楽しんでいましたが、2度目のリブートはシリーズのルーツというより、クラシックホラーそのものの原点に立ち返ったガチ、しかも1人称視点。

やはり先行して出ていたOUTLASTや、体験版として発表されていたP.T.(aka サイレントヒルズ)の影響が大きい。
ただこれ、カプコンの内製エンジン独特の質感、何もかもの質感がとにかくいちいち生々しい!普通の人の顔で既に恐い!

後半はいつものドンパチなバイオノリになるという話なんですが、当時はそこまでやる気が出なかった。。。

VR版の話。序盤の流れは把握してるので、探しに来たのにやっと見つけた嫁に殺されかけるくだりまで遊びました。無理無理無理!!!

真面目な話、PSVRのタイトルでは間違いなくトップクラスの(グラフィックというより)存在感を持った空間だと思うし、最適化も完璧。
凄まじい没入感に圧倒される。空気感というか、存在感って表現がやっぱ一番しっくり来る。

AAAクラスのVRタイトルではダントツのナンバーワンだと思います。
言い換えれば、AAAタイトルのVR完全対応を証明した偉業だと思う。

とりあえず非VRで一通り遊んで全体の流れをしっかり把握してから再チャレンジします。
(ちなみに本作のデモ版の短編「KITCHEN」は、怖過ぎてリアルに死んでしまったら嫌なので起動する勇気が無い)




まとめ

モーションコントローラーはPS3のMoveコンの使い回しなので正直出来は良くない。電マにすらならないゴミ。
専用タイトルが少ないのが救いだけど、せめてスティックやD-Padに相当するものを付けるべきだったとも思う。
(カメラ1台のみのトラッキングにも限界がある)

ただ、シューティング(エイム)コントローラーについてはもの凄いポテンシャルを感じました。
ガチのゲーマー(とサバゲの人)が目を付けて広まっているのがそれを証明してる。

最後にPSVR全般の感想。
安かっただけの理由、かなり低めの期待値で臨んだのを差っ引いても、PSVR、全く十分な体験をさせてくれたという感想しかない。大満足。
予想以上にセッティングもシンプル、手軽に遊べて手軽に止められる面倒の少なさにも驚いた。

Oculus、VIVEと、VRプラットフォーム間の競争では、ハードやデバイスのスペック面で遅れを取っているとはいえ、
結局、ゲーミング用途としてのVR環境では、PSVRの1択しかなかった。

独占タイトルの充実度とクオリティが圧倒的で、PCプラットフォームで支持されているタイトルも大体出てる。
そもそもゴーグル自体のスペック差がそんなでもないので、ハードのパワーが足りなくても、体験的にはそんなに大差無いという個人的な印象。

相当なポテンシャルを孕んでいるにも関わらず、酔い問題のせいで実際手を出さずに敬遠されがちなだけに、浸透するのは遠い未来の話になりそう!

後先短いおっさんの次のステップの希望としては、Oculus Goみたいなワイヤレスのゴーグルで、ストリーミングでダラダラ遊べる5年後ぐらいがあったら良いな!

おわり。


サンクス

今回の記事を書くにあたって参考にさせて頂いた記事(先行VR体験もありがとうございます)