ねんねこにゃんにゃん日記

こじぺとぺしにゃんはねんねこにゃんにゃん中ですので。

(座ってダラダラ遊びたい)PSVRのススメ:前篇

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はじめに

PSVRを買った。安かったから。カメラのみ同梱のバリューセット。24800円。
GTX1080ブッ込んだゲーミングPC持ってるのになぜPSVRを買ったのか?安かったから。
あとちょっぴり気になるゲームがあった。で、気づいたらいつもの様にPSVR環境が完成していた。

でも疲れるのは嫌だ。動きたくない。お気に入りのゲーミング座椅子で足を伸ばして膝に猫を乗せダラダラ遊びたい。
そしておっさんは汗をかく。デブも汗をかく。できる限りおっさんとデブの分泌物は抑えたい。

お友達のVRセレブ環境を体験させてもらった経験もあったので、期待値はかなり低めだった。
だが結論から言うとええ買い物した。ちょう大満足。体験せずにエアプレイレビューを信じるなとだけは言っておきたい。


まず所感から

コンシューマ機をベースにしているおかげか、セッティング周りはえらく楽だった。
もっと面倒くさくてケーブルまみれになって、まともに遊べる映像が見れる頃には疲れ果ててると思ってたのですが、箱開けて1時間後には普通に遊んでた。
(初期型よりケーブル周りがかなり簡略化されてるらしいです)

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おっさんのあぶら対策もバッチリ

ゴーグルについてはまあカッコいいかもしんないけど、Oculusとか体験した後だとでけえ気もする。
ただメガネ着用でも不自由ないし、取り回しや使い方を覚えれば非常に合理的で良くできたデバイスかと思います。
ピント調節が無いのが最初難儀したけど、そこらへんの物理的な調整も割とすぐ慣れる。

あと、ルームスケールなどのセンサーが必要な、動き回る系のゲームはハナからやる気が無いので、カメラのみでのトラッキングでも現状不自由はしていない。

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素敵な間接照明の完成

というわけで、今回は下記の3点にフォーカスしたリストとなっております。
★座って遊べる
★たくさん動かなくてもいい(疲れない)
★普通のコントローラーで遊べる

あのPSVRのモーションコントローラー、七色に光る電マみたいなの(しかも2本)できる限り所有したくない!!!
なんでとりあえずアレがいらねーやつ、スカイリムとかシューター的な重たそうなやつも後回しにします。

という事情で、今回は定番メインの前篇10タイトル(全3回)、張り切ってどうぞ!


遊んだゲーム(前篇)

01: Rez Infinite

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★★☆☆☆
20年近く前のゲームですが、現状のVR環境のスペックも踏まえると、これほどVRと相性の良いゲームは無いと思う。
通常の全5ステージも勿論面白いんですが、このゲームをVRで遊ぶならせっかくだから追加ステージのエリアXを迷わず遊びましょう。

このエリアX、本当に素晴らしいんですが、言葉だったり動画だったりじゃ全く説明が足りんので、とりあえず体験して欲しいです。
自分では最初のVRゲーとしてオススメしたいのは結局これ。



02: TETRIS EFFECT

[オススメ] ★★★★☆  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
確かに音と演出の没入感は凄まじいものがある。それと(ルミネスでなく)テトリスなんで一切予備知識が無くても誰でも遊べるし、はじめてのVR体験に良いかとも思います。

ただ、Rezとかと比べるとテトリスVRである必要性は感じないし、このテトリス自体にハマって長時間プレイに差し掛かる頃、ゴーグル外して普通にテレビで遊んでる自分が居た。



03: Wipeout Omega Collection

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★★★☆☆
ゲロオモ。刺激はかなり強い部類。ジェットコースター的なパニックや気を失いそうな瞬間もちょいちょいある。
でもこれ、刺激がヤバイ割には意外と酔いにくいゲームなんじゃないかと思っている。(ジェットコースター的刺激と乗り物酔いは全然別なのではという仮説)

グラフィック、フレームレート、プレイアビリティ、全てが最高峰で、なぜか普通にテレビで遊ぶより、VRコクピット視点の方が上手に遊べるのはなぜだろう?
とにかく滅茶苦茶おもろいし、元がリマスターとはいえ作り込みも半端無い。(特にコックピット視点)

ただ、自分ではもうすっかり慣れてしまったものの、万人にオススメできるゲームかと言えば、やっぱどうしても躊躇してしまいます。でもゲロ名作。



04: DRIVECLUB VR

[オススメ] ★★★★☆  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
PSVRのレースゲーでは一番好き。(ソニーさん、このフランチャイズ売る気全く無かったですよね!)
開発スタジオの閉鎖などの要因でPS4Proに最適化されてないので、解像度足りてない問題や全体的に画面が暗い等、色々物足りない部分もあります。

でも体験としては十分過ぎるぐらいじゃないかなーと思いました。動いてるとあまり気にならないし、むしろ期待以上だった。全編VRで遊べるのもポイント高い。
シム的な挙動ではなく、PGRやGRIDに似たカジュアル寄りなので、何よりも疲れないし普通のコントローラーでダラダラ遊ぶのに適している。

ジジイが車眺めるついでにレースするGT Sportなんかよりはよっぽどレースゲームとして面白い。オススメ。



05: Gran Turismo Sport

[オススメ] ★★☆☆☆  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
VR対応は並走車1台とのテストドライブと、高級車を延々と見抜きする車ポルノモードのみ。まさにジジイが車眺めるついでにレースするゲーム。

確かに他の車VRゲーよりは絵面で上を行っている気がするけど、そもそもゴーグルの解像度足りてない問題と、そもそもゲームのメカニック自体が15年遅れ。

まあ1回やりゃあいいやって感じなんですけど、特に首都高など、キャリアモードでのアンロックが必要なコースも多くてなんだかまあ、老後の楽しみにします。。。



06: DiRT Rally

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★★☆☆☆
人生最初のVR体験でこのゲームをお友達のVRセレブ環境で遊ばせてもらった経験があったのですが、当時はビビりまくっていたものの、自宅でじっくり遊んで慣れてくると、やっぱり最適化の行き届いた安定のクオリティを感じました。(もう横転して崖から落ちても動じません!)

ラリーゲーは道が狭くてオブジェクトも近くに密集してるけど、逆に遠景描写が少ない分、処理的にはスペックに優しいのかもしれません。
ハーコーゲーミングPC&Oculusで遊んだ時と比べても、遜色ないというかあまり違いがわからないレベルだと思うんだけど、ともかく十分過ぎる面白さ。VRモードで一通り遊べるのもポイント高い。

PSVRの車ゲーではダントツトップなんだけど、でもこれ国内版出てないので、やっぱ日本国内におけるソニープラットフォームの車ゲーについては根深く残る政治的な山内文字数。

DiRT Rally - VR Update Edition (PS4) (輸入版)

DiRT Rally - VR Update Edition (PS4) (輸入版)



07: RIGS Machine Combat League

[オススメ] ★★★☆☆  [ゲロ度] ★★★★☆
おっさんの夢を叶えるバーチャロン的なロボ対戦ゲー。ゲリラゲームズが関わってるだけあって滅茶苦茶丁寧に作り込んである。ローカライズもバッチリ。

周りをうろついてるロボを横目にブリーフィング、チュートリアルが始まるくだりで徐々にアガってく感じもたまんないし、クラス毎で全く変わるロボの特徴も面白い。
でもこれ酔いやすい人は絶対酔う系だと思います。チュートリアルの時点ではそんなでもないかなと思ったけど、本番となるとスピードも早いしとっさの判断力も必要なので、かなりのニュータイプ属性が必要かと思われます。

とってもおもしろいゲームなんだけど、こういうの、遊ぶ前から敬遠しちゃう人も多いんだろうなあ。。。



08: STARBLOOD ARENA

[オススメ] ★★★☆☆  [ゲロ度] ★★★★☆
HALOのバンシーみたいなビークルに乗って対戦するゲーム。
これもおっさんの夢を叶える系だけど、これもゲームの性質からか、全く人がいないので終りの無いマッチングが延々と続く。とはいえボット相手でもそこそこ楽しい。

エイムは目線で合わせる系で楽なんだけど、大昔にあったディセントっていうFPSみたいな完全360°移動、かつ横方向にもグルングルン回るロールも基本動作に入ってるので、こちらもかなりのニュータイプ属性が必要かと思われます。

この手のVRゲー、個人的にはもの凄いポテンシャルを感じるけど、(体質的な)適正を持っている層が限られる分、ジャンルとして育てるのが難しそう!



09: Call of Duty: Infinite Warfare Jackal Assault VR

[オススメ] ★★★★☆  [ゲロ度] ★★☆☆☆
無料ゲー。CoD:IWのスペースドッグファイトのくだりを抜き出したやつなんですが、これめっちゃ面白いしちょうアガる!

チュートリアルからの1エリアのみの短いゲームなんですが、サクッと遊べるだけにちょいちょい遊んでしまう。
調整部分がかなり作り込まれているのか、直感的にストレス無く遊べるスターフォックスVR的なゲーム。
このフォーマットでまるっと1本作ってくれないかなー。
(「Star Wars Battlefront Rogue One: X-wing VR Mission」はまた別の機会に)



[GOTY] 10: ASTRO BOT: RESCUE MISSION

[オススメ] ★★★★★  [ゲロ度] ★☆☆☆☆
これが遊びたくてPSVR買った。
遊び始めて5分(いや、最初のステージが始まった瞬間かもしれない)オールタイムクラシック入りを確信させられたキラー中のキラータイトル
ロクヨンで言うマリオ64にあたると言えばわかりやすいですが、ハードの特性を隅々まで活かすという意味ではマリオ64を超えているかもしれない。

もし任天堂VRやってたら、まず最初にこういうのぶっ込むんだろうなあ、と思うぐらい丁寧な作りで任天堂的なプラットフォーマー
ギャラクシーやオデッセイ的なトリッキーなレベルデザインではなく、3Dランドとかあそこらへんに近い。キャラも抜群に良い。

ゆっくり動く遊園地のアトラクションに乗りながら、自分の周りをウロチョロとキャラを動かす3Dアクションな感じですが、テンポが良くて区切りが短い分疲れにくいのと、収集系のやりこみ要素も、見つけてからの救出作業がイチイチ面白いのでちょうハマる。

自分が手に持っているコントローラーと、VR空間上のコントローラーをシンクロさせて、キャラを助けるアイテムをそこから放出するギミックも面白い。
まさにアイデアの塊なんだけど、浮かぶドヤ顔や知育玩具臭とか、(WiiUの頃の任天堂的な)嫌味が全く無いんだよな。最高。




まとめ

ASTRO BOTやりてーなーと思ったにしても、Special Offerの激安セットが出てなかったら買ってなかった気がする。
正直PSVRゴーグルとPS4Proのスペック上、全然期待はしていなかった。だが結果的にすげーいい買い物した。
(PSPlusのフリープレイで元々所持してたゲームが多かったのもある)

というそもそもの期待値の低さが要因かと思えばそうでもなく、予想以上に丁寧に調整されて作りこんであるゲームが多かった印象が強かった。特にソニーのゲームと独占タイトル。

VRってまだどうしてもスペック上の話題に行きがち。(実際は期待以上だった)
でもPSVRの箱を開けてからのセッティング、実際ゲームを遊ぶまでのシンプルさ、日常的に使うが前提の簡略化と煩雑さの(できる限りの)排除。

家庭用機でのVR体験って部分で相当な労力を使っていると思うんですが、そこをもっとアピールすれば良いのに!!!
とか思うんだけど、やっぱVRってプロモーションが難しいですよね。。。実際ゴーグル被って動いている映像を体験しないとわからない!

VRモードの単なる(しょっぱい)出力動画をYoutubeで観ただけのエアプ評価で溢れかえっている現状も、良作あるいは名作を埋もれさせてしまっているよなあ。。。

中篇に続く。